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2018年07月01日(日)

蒸し魚を食べに行ったら… 横浜中華街 龍鳳酒家

 

旧暦で流れる時間

こんにちは、古樹軒の近江です。

蒸し魚が食べたくなり、吸い込まれるように横浜中華街の龍鳳酒家さんへ。
1981年創業の、アットホームな雰囲気で落ち着ける広東料理のお店です。

ハチノス
牛もつの和え物

広東料理屋さんに行くとついたのんでしまうもののひとつです。軟らかくて美味しいのです。こちらをつまみながら、お魚を待ちます。

 

カサゴ
広東式蒸し魚

この日はカサゴでした。お店のご主人が毎朝横浜中央卸市場に足を運んで仕入れているお魚、美味しくないはずありません。

ほろりと崩れる身は、ふっくらジューシー。頬肉や、目の周り、ヒレのあたりなどまで、隅から隅まで美味しくいただきました。

 

空心菜炒め
空心菜炒め

気が付けば日本でもすっかり市民権を得た空心菜。しゃきしゃき食感がたまりません。
もっと色々な中国野菜が入ってくるとより楽しくなりますね。

 

渡り蟹チャーハン
渡り蟹餡かけ炒飯

このビジュアルにまずはうっとり。
龍鳳酒家と言えばこれが浮かぶ人も多いらしい!渡り蟹の身も味噌もたっぷり入ったひたすら贅沢な炒飯です。

 

ちまき
広東粽

「ちまき、どうですか?」とお店の方からお勧めが。

この日は端午節(端午の節句)のちょうど1週間前(6月11日)、旧暦 の4月28日。日本の端午の節句は新暦でお祝いしますが、中華圏では旧暦で。今年の旧暦の5月5日は、6月18日でした。

 

ちまき中身

こちらのお店では、この日から粽作りをスタート。茹で時間はなんと8時間!
出来立てほやほやをいただくことになりました。軽く15cmはありそうな大きさです。

 

ちまき中身2

お店の方に切っていただきました。中身は豚肉、塩卵、ピーナッツ、緑豆と、伝統的な広東粽です。

塩卵は粽のために、色々な香辛料を使わず、シンプルな塩水に42日間漬け込んだもの。本来ならばアヒルの卵を使うのですが、日本では手に入りにくいため鶏卵を使っているそうです。

塩卵を自分で作ってみたものの、こんな風に赤くねっとりと出来なかった旨を伝えると、塩が少なかったのかも?とアドバイスを受けました。大胆な塩使いが鍵なのでしょうか。あと漬ける日数も、長すぎても短すぎてもダメ。こればっかりは経験を積むしかなさそうですね。

さて、広東の粽と言えばお肉入りの粽ですが、私の暮らしてた北京では、小豆餡、棗餡など、甘いものが主流でした。北京の老舗、稻香村の豆沙粽(小豆餡粽)はまだあるのかしら(HPを覗いてみたら、ありました!)。

具なしの真っ白な粽にお砂糖をつけて食べることもあり、初めて食べた時は、びっくりしたものです。

粽と一言で言っても、地方によって色々な種類があって興味深いですね。

 

杏仁豆腐
杏仁豆腐

ひとしきりお喋りした後、デザートを出していただきました。マンゴーソースがかかっています。

 

蒸し魚目当てでお邪魔したのですが、出来立て自家製粽を一番にいただけるという幸せな一日に。
日本にいると旧暦を意識することが少ないので、懐かしい気分になりました。

 

店舗情報(公式HPより)

龍鳳酒家
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町152
TEL  045-662-9201
営業時間 11:00~15:00/17:00~21:00
定休日 お店で確認のこと

 

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