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2019年03月04日(月)

猫の耳も食べる!? 山西亭で麺料理三昧!

 

粉モノ天国、それは中国山西省

こんにちは、古樹軒の近江です。

久しぶりに、東新宿にある山西亭(さんせいてい)さんへ。
お店に行くことを「帰省」と称しているほど、足繁く通っている友人にお付き合いいただきました。

中華料理がわかるWEBメディア、80c(ハオチー)に、彼女の取材記事が掲載されておりますので、是非ご覧ください。
惚れる!中華のサービス 李秀珍さん(山西亭)

山西省と言えば麺料理、麺料理と言えば山西省。山西亭さんでは、日本ではまだまだ珍しい山西料理が思う存分楽しめるのです。

そして、記事にもありますように、家庭的な雰囲気が心地良く、中国人にも日本人にも回頭客(リピーター)が多いのも納得です。

陳醋花生米

乾杯の後は、山西黒酢の効いたピーナッツを。

 

山西風味鶏(蒸し鶏と野菜の山西香酢和え)

山西省の黒酢はただ酸っぱいだけではなく、コク深い味わい。
酢の旨味の中に、鶏の旨味が相まって、何とも言えない美味しさ。

小麦だけではなく、莜麦、ジャガイモ澱粉など、色々な「粉モノ」が楽しめるのが山西亭。

莜麺栲栳栳(莜麦:燕麦のせいろ蒸し麺)

ヨウミェンカオラオラオ…何かの呪文のようなお料理名に蜂の巣のようなビジュアル。
莜麦を使った麺は、何もつけずに食べてみると、素朴な甘みが広がります。
黒酢+お醤油、トマトと卵の入ったチリソースがついてくるのでお好みで。

 

五彩猫耳朶(猫耳麺の五彩炒め)

ニンニクの芽(緑)、トマト(赤)、卵(黄)、木耳(黒)、猫耳(白)とカラフルな麺料理。
くるんと猫の耳のように丸めたところからこの名前が付いたとか。

 

猫耳アップ

確かにこのカーブが猫耳っぽい??

 

山西炒涼粉(山西涼粉炒め)

ジャガイモ澱粉を使ったお料理。地方によっては緑豆やサツマイモ澱粉を使うところもあるそうです。
こちらも山西黒酢が入ってぷるぷるさっぱり食べられます。

 

黒醋溜白菜(白菜の甘黒酢炒め)

決してビジュアル系ではないものの、シンプルな組み合わせに心奪われる味なのです。
もちろんこちらにも山西黒酢が使われています。

 

西紅柿・鶏蛋麺(トマト・卵の刀削麺)

だいぶお腹もいっぱいになっていたのですが、刀削麺がどうしても食べたくなり特別に小さいサイズで作っていただきました。

最近では刀削麺の看板をあちこちで見かけるようになった日本ですが、本場は山西省。
削り方にしっかりこだわったこちらの刀削麺、食べずには帰れません。

 

店舗情報(食べログより)

山西亭 (さんせいてい)
〒169-0072 東京都新宿区大久保2-6-10 B1F
TEL  03-3202-7808
営業時間 【月~土】11:00~15:00
17:30~23:30 (23:00 L.O.)

 


さて、せっかくなので…

【猫耳を作ってみましょう!】

三鮮炒猫耳朶(3種具材入り、山西省の猫耳パスタ炒め)

【材料:6名様分】

エビ…6尾 / 豚肉…60g / イカ…60g

[A]薄力粉…90g / 強力粉…60g / 熱湯…80g / 塩…一つまみ

・ネギ薄切り…25g / ショウガ薄切り…3g / シメジ(石突きを取る)…30g / 卵(割りほぐす)…1個 / 枝豆(ボイルし剥く)…20g / 木耳(水で戻し掃除する)…30g

・油…適宜

[豚下味用]卵…大さじ1 / 日本酒…小さじ1 / 塩…少々 / コショウ…少々 / 片栗粉…小さじ1/2

[エビ・イカ下味用]卵白…小さじ2 / 塩…少々 / コショウ…少々 / 片栗粉…小さじ1/2

[炒調味料]日本酒…大さじ1 / 醤油…大さじ1 / 老抽王…小さじ1.5 / 砂糖…小さじ1 / 塩…適宜 / コショウ…少々 / スープ…大さじ2(調整)
ゴマ油…小さじ2

 

【作り方】

(1)ボールに[A]の薄力粉と強力粉と塩一つまみ加え、熱湯を加えよく練る。20~30分間寝かせる。

(2)エビは片栗粉で洗い水気を取り、下味をつける。イカは皮をむき格子状に切り目を入れ、下味をつける。豚肉は薄くスライスし下味をつける。

(3)(1)を棒状に伸ばし約7gくらいに均等に切る。ヘラで生地を押しながら手前に引き猫の耳条にする。たっぷりの熱湯で約4~5分間ボイルし笊にあげ水気をきる。

(4)鍋に油を熱し、豚肉、エビ、イカの順で油通しする。卵は油を吸わせるようにフワッと炒める。

(5)油を鍋に入れネギ、ショウガの薄切りを炒め香りが出たら、(3)と(4)とシメジ・キクラゲを加え、[炒調味料]で味付けをする。

枝豆を加え、水分が足りないようならさらにスープを少し加え炒め、仕上げにゴマ油を加える。


*具はお好きなお肉や海鮮、お野菜を組み合わせて、お好みで。美味しくできた感想を是非お寄せください!