スタッフブログ

2018年10月11日(木)

旅のエッセンスを味わう 白金高輪 蓮香

 

中国少数民族の家庭料理とは

 

こんにちは、古樹軒の近江です。

友人からお誘いがあり、
予約がとりにくいお店、白金高輪にある蓮香(レンシャン)さんへ。

小山内シェフ中国帰国直後ということで、
旅のエッセンス満載のお料理を沢山いただきました。

 


左上から時計回りに、押し豆腐とラッキョ・エシャロット醤風味 
白キクラゲ三江侗族(トン族)茶油風味 金秀特産<姜果>生姜の花の蕾
南寧屋台風<檸檬秋刀魚> おおまさり木姜子風味風味

普通の中華料理店ではまず出てこないものばかり。
生姜の花の蕾は蕾の丸い部分は食べず、そこを持って茎のところだけいただきます。

 


芯取菜、チワン族揚美村トウチ炒め

広西チワン族自治区にある揚美村、チワン族のお料理とのこと。

運ばれてくる途中からトウチの良い香りがします。
ソース一滴たりとも余すことなくお皿に盛りました。

 


エビとヘビ瓜の沙茶醤炒め

ネットでヘビ瓜を調べてみましたところ、
確かにヘビ!なビジュアル(苦手な方は本気で驚くかも知れません)。

ヘビ瓜は、名前、見た目とは裏腹に優しいお味。
沙茶醤(サーチャージャン)の持つ独特の辛味と甘味が良く合います。

 


<青檸核腿肉>牛ホホ肉青レモン風味

こちらは冷製。
爽やかな味わいと、噛みしめるたびにホホ肉の旨味がお口に広がります。

 


<火麻蒸蛋>巴馬式火麻茶碗蒸し

世界一の長寿村と言われる広西チワン族自治区巴馬(バーマ)村で常食されている火麻(ひま)を使った茶碗蒸し。

 


火麻は麻の実。このまま食べることもできるそうです。
栄養豊富なスーパーナッツ。

 


<老友魚>南寧の老友味の魚煮込み

広西チワン族自治区にある南寧風味のお料理。
酸笋(スワンスン 発酵筍)の強烈な香りと酸味、旨味がクセになる一品。

お魚はホッケ。
頭から尻尾まで、延々と食べ続けました。
皆さん、蟹を食べている時のように静かに…。

 


<酸笋紫蘇炒牛肉>牛サーロイン、しその葉、酸筍の香り炒め

酸笋再び。
酸笋vs香味野菜、喧嘩することなく、美味しく収まっていました。

 


<八渡笋腊味>瑶族(ヤオ族)のたけのこ干し肉香り炒め

これからどんどん美味しくなる腊肉(ラーロゥ)。
こちらは先ほどの酸笋(スワンスン 発酵筍)ではなく、
干笋(ガンスン 干し筍)を使用しています。

発酵させたり、干したり、筍の旨味がこれほど変化に富んでいるとは!
自家製にチャレンジしたくなる食材です!

 


<螺螄粉>柳州名物 タニシスープビーフン

なんとタニシでとったスープです!
広西チワン族自治区にある柳州市の定番料理とのこと。

なるほど、確かにタニシっぽい風味(とは言え始めて食べるので何とも)!
中国では麺と具がセットになったものも売られているそうです。
お土産にも良いかも知れません。
(持ち込みOKなのかな)

 

初めて食べる味ばかりなのに、なぜかすんなり受け入れてしまう
優しさと力強さが共存している“蓮香菜”。

次回はどんなお味に出会えるのでしょうか。

 

店舗情報(ヒトサラより)

蓮香
〒108-0072 東京都港区白金4-1-7
TEL  03-5422-7373
営業時間 18:30~23:00 (フードL.O.21:00/ドリンクL.O.22:00)
不定休